健康と不健康の関係。

雑記

 私は最近健康志向。

その取り組みの最たるものはやはりおよそ毎日玄米を食べることです。そしてもう一つよく言われるのはアルコールを摂らないこと。

しかし「健康志向」というのは怖い。もうその観点でしか「食事」を考えなくなるのです。危険だと思ったことや無意味だと感じたことは避けて通りたくなる。

狭くなっていく。余分なことを選び取ることがなくなっている。そして余分なものにあった心の豊かさを忘れていく。

それは悲しいことです。だからこそ、健康志向を突き詰めてはいけないのだろうとそう思います。

私は、アルコールなしに「風の歌を聴け」の雰囲気を表現することは不可能であるとも思いますからね。

不健康にはいろんなロマンがあるのだと思うのです。健康は実利的に生きるために必要な要素でありますし、それが土台で文章も書ける。それはわかっているけれど、不健康にたどり着くに至った人々には必ず安定しない心がある。そういうものなのではないかなと思うのです。

毎日健康的な無農薬玄米を食べて、たっぷりと野菜を摂り、豆腐を食べる。これはまさに安定。季節がいくら巡っても同じものを食べる。そうして健康的に生きていく。

こんな生活がロマンになるだろうかと考えると。やはりそうではないのではないかと思うのです。私はすでに軽く健康志向に取り憑かれてしまっているし、後戻りはできませんから、ここからは然るべき時に然るべき方法で不健康を摂取する事が必要なのではないかと考えています。

例えば、夏を感じたらアルコールを飲むとか、誕生日が来ればケーキを食べるとかそういうことです。

そういうゆとりを持ちながら八割の健康志向でいなくてはいけないと、真に思います。

健康は大切。でも心も大切。どちらも生活の中に作っていく。

そのことに気がついたので記事にしてみました。

それでは今回はこんなところで。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

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