結論、本を読むという営みさえ止めなければ、どちらでも良いのだと思います。
しかし、私個人の見解から言ったら間違いなく本は買って読んだほうが良いと思います。詳しいことは以下に記述していきますので興味のある方は見てみてください。
本を買うことについて
本を買うことのデメリットは一つしかなく、且つシンプルな視点なので先に言っておきます。
それは、かさばるということです。本は間違いなく物質です。溜まっていきます。それがもし嫌なら好きな作家の本しか買わず、他の作家の本は借りたり電子で読んだりするのも良い方法ですね。
逆にこの唯一であり最大のデメリットが許容できるのならいかなる本も買うべきです。
買って自分のものになった本になら付箋もつけられますし、好きな部分に紙を挟んだままにしておくこともできます。また、病的にもう一度その一文を読みたくなったらすぐにでも読むことができる。これは素晴らしい特典です。
それから初めに内容に触れた媒体は大切にしたくなるものなのです。私はそのことをこの身をもって感じました。
実は村上春樹氏の「多崎つくると彼の巡礼の年」という小説は図書館で借りて読んだのですが、やはり返すのが惜しくなってしまったことを覚えています。
それも最も好きな作品というわけではないのにそうおもったのです。これが「ノルウェイの森」や「鼠三部作」だったらたいそう辛かったことでしょう。
「鼠三部作」においてはこのブログで感想や解釈も書いているので、そういった深い考察などもきっとレンタルしたものではできなかったでしょう。返却日を気にしなくてはなりませんからね。
詰まるところ、しっかりその本を味わいたい、所有欲がある、などという場合には買うべきだということです。
本を借りることについて
借りることについてはデメリットとしてまず上記のようなことがあります。自分が読んで楽しんだその本を所有できないということです。
メリットはかさばらないことです。これも上に述べましたが、詰まるところ本を逐一考察するなどはしないという方ならむしろ借りる方が良いのでしょう。
結論
私は性格上本は買って読む方が好きですが、当事者の性格に合わせて適宜スタイルを決めるべきなのではないかと思います。
部屋が狭いという条件などによって買うことができない人は、借りたり好きな作家の面白いと保証できる本だけを購入するようにしたりするのでも良いでしょう。
買うことができるスペースはあってもその時その時の娯楽として本というものを捉えているから長く手元に置いておく必要がない人が買わなくても良いのでしょう。
このように自分のスタイルや状況が果たしてどのようなものなのかということに今一度目を向けることが必要なのではないでしょうか。
今回は本を買うこと、借りることへの私なりの考え方を書いてみました。何かの役に立てば嬉しいです。それでは、今回はこんなところで。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
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