嘘だと言ってくれないか?
真剣に思いました。TwitterのDMに村上RADIOのスタッフの方から当選の連絡があったとき私はこう考えました。世の中はちゃんと全て実像で、私も実像である。だからこそどうにでも転がりうるし、ここにあるものは大抵信じても良い。
この下のものが私が応募の際にしてみた投稿です。
私は知らず知らずのうちに、きっとその辺に転がっている可能性やチャンスというものを信じないようにしていたのかもしれません。
それは私が今まで歩んできた人生がそうさせているのかもしれないし、あるいは単に私が随分近い場所にしか気を配り信用することができない人物だからなのかもしれません。
しかしとにかくそういう類の物事を信用していなかった。自分の将来の理想像も結局は虚像かもしれないとすらどこか、心を超えたもっと奥深くで感じていたのかもしれません。
そんな私にとって、この「風の歌を聴け」Tシャツが当たったことは大きすぎる転機なのではないかと思います。
ないと思っていたものが起こりうる可能性を孕んでいるということを「信心」ともいうべきレベルで理解したのです。
なんだか結局のところなんでもできるような気持ちがしました。作家にもなれないことはない。何もあり得ないことではないのだ。全ては機会損失をどこまで抑えるかにかかっている。私は今度こそ本気で、こう思うことができました。
実際Tシャツが届くと、その素敵なこと素敵なこと。これは、確かにそうだ。確かに、無尽蔵にばら撒いて良い類のものではない。だから非売品として、少しプレミアがつかなくてはいけないものなんだ。なんだかそんな気がしました。
そして同時に、初めてTシャツを手にしたとき、妙な現実味も感じました。それは、何か信じがたいものが手に入った時の妙な現実味です。
「現実にあったのだ」という高揚感と「こんな高尚なものですら現実に溶け込めるのだ」というちょっとした絶望感。多分この表現が最も近いと思います。
そういう不思議な感覚にまとわりつかれるのです。
それはとてつもなく素敵な体験でした。信じられないものを信じるということがいかに大きな物事の核心に位置するのかということがこの体験を通してよくわかったのです。
ちなみに以下の写真が、この度送られてきたTシャツです。
私の再出発を促してくれた大事なTシャツです。私はなんでもできる。そう信じて毎日を生きよう。そうでなくては、何もはじまらない。
では、今回はこのようなところで。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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