クリープハイプツアー「本当なんてぶっ飛ばしてよ」に行ってきました!

プロフィール

 私が最近急速に聴くようになったバンド「クリープハイプ」のライブに行ってきました。

今回はそのレポのようなものを書こうと思っています。以下にどのようなことをこの記事で述べていくか、を一覧にしておきます。

・クリープハイプのどこが好きか

・今回のライブで好きになった曲

・叫べた!「セックスしよう!」

・尾崎世界観に惚れた

 順を追って語りたいだけ語りますね!!最後までお付き合いいただけたら幸いです。

1、クリープハイプのどこが好きか

 まずは手始めにクリープハイプの音楽について思うところを話すのが正解かなと思います。なぜなら、紛れもなくはじめは彼らの性格とかではなく音楽に惹かれたわけですからね。

ベタで何だか嫌ですが、初めて知ったクリープハイプの曲は「栞」でした。「句読点がない君の嘘はとても優しかった」とか「後前逆の優しさは少しだけ本当だった」とかいう言葉が悲しげで、でもそこに囚われていなくて、でもその気持ちを忘れたくはない、みたいなそういう迷いと確実な傷みたいなものが見えて好きだと感じたのです。表現もとても詩的だし。

それでいて栞のサビのメロディーはまさに疾走感に溢れていて、春を感じさせてくれて……。

そのメロディーと軽快な言葉選びが、スマートで、でも内面には非常なナイーブさを持っているというような、そういうやり方が心に響いたのです。

また尾崎世界観さんの歌い方にしろ、非常に好きでした。初め聞いた時はもちろん変わっているなとは思いましたが、力を入れているのに嫌な力み方をせず、シャウトも心地よいのでずっと聞いていることができたのです。私はそれまで、同じアーティストの曲を作業中や散歩の時に聞くことができなかったタイプなのですが、このクリープハイプに関してはそれができたのです。飽きることもなく疲れることもなく、ひたすら同じクリープハイプの曲ばかり流れていても平気だと思えたのです。そしてことあるごとにほとんどクリープハイプの曲しかかけない日々を数ヶ月送りました。

そして気がつきました。「こんなふうに思えたアーティストは初めてだし、たぶん本当に好きなんだろうな」と。そして同時にもう一つ、思ったことがありました。

まだ知らない曲も多いし、こんなに有名になってからこのバンドを知ったわけで、それってにわかなんじゃないか。クリープハイプが好きとか言っていいのか……と。

そしてクリープハイプを好きと言い張るために何が必要か考えました。多分そのために必要なのは、なるべくたくさんの曲を聴くことと、メンバー言葉をたくさん読んだり聞いたりすること、そしてライブに行くこと、できれば太客倶楽部(クリープハイプのFCのこと)に入るということでした。

これらをできるところから着実に、やっていこうと思って申し込んだ今回のライブでした。そして彼らの曲を聴き続けたそれまでの数ヶ月間でした。

そろそろクリープハイプが好きって言ってもいいかなと思って、やっとTwitterのプロフィールにも「クリープハイプが好き」って書いてみました。どうかなー。

・今回のライブで好きになった曲

 ライブに行くまでは、「とても好き!!」ってわけではなかったけれど今回のライブで好きになった曲というのもあります。それが以下の数曲です。

・身も蓋もない水槽

・君の部屋

 まず「身も蓋もない水槽」に関しては、全体がシャウトかつ語りっぽい曲調なのであまり受け入れられてなかったのですが、一曲目でドカンとこれをぶち込まれて、そのインパクトにやられました。これを歌っている(というより叫んでいる?)尾崎世界観さんがかっこよすぎて、そして普通に歌っている時よりも、「私と同じように生きている人なんだこの人は」と思えて。

何だかこれを聞いた途端自分のテンションが上がっていくのがわかったのです。

 そして「君の部屋」。音としてもすごくテンポが良くていいのですが、言葉選びも「君の部屋のカーテンの柄を思い出したんだ」とか、小さいけれど心にくる言葉えらびで、好きなのです。

また「写真に撮った瞬間に何故か凄くショボくなるのは生身のアタシを愛してってことでしょう」とかいう歌詞も、ああ何でそんなことが思いつくんだろうとため息が出るくらい美しい言葉選びで本当に好きです。

それでいて「バイト先では虫ケラみたいで君の前では飼い犬みたいだ もう俺にはこれしかないなと意気込んで歌うけど」とかいう歌詞は、何だか小説家になりたいけれど何でもなくて色々な人に救われながら何も返せず、むしろ傷つけてばっかりな私にちょっと重なって、それを少し落ちたサウンドの中で歌われたら、何だか目が潤んだのです。

何だかクリープハイプの曲ってすごいです。

幸せにしてくれてありがとうって本当に思います。

・叫べた!「セックスしよう!」

 多分 HE IS MINE に関してはみんなで叫ぶ「セックスしよう」に強い憧れがあって、それゆえに悔しさもあって、元々それでそこまで好きじゃなかったのだろうなと思いますが、今回のライブでやっぱり思い入れの強い一曲になりました。

「別に俺はどっちでもいいんだけど、」と何度も言いながら、「セックスしよう」の掛け声のタイミングの後にまるで射○みたいに用意されてた銀テープ(を仕込んでいたクリープハイプ)が可愛くて可愛くて。

とにかくちゃんと声出し可能なライブで、「セックスしよう」を叫べたことで、ちゃんとクリープハイプファンになれた気がします。

掛け声の前に「(緊急事態宣言で)縛られてたのもエロかったけど」とか「昨日はめっちゃ盛り上がったけど今日はどうする?」とか、ちょっと官能的なセリフをかます尾崎世界観に胸を打たれました……。

まさに嬉しかったです。一つになれた気がして。ちゃんと繋がれた気がして。

なんてね(笑)

・尾崎世界観に惚れた

 尾崎世界観の顔は、正直かっこいいわけではないと思うのですが、でもどうしてか彼の言葉まわしって本当に魅力的で、ドキドキさせる何かがあって、パワーがあるのに、凄く繊細。

寂しさやひねくれや、そういうぐるぐるとした感情を持っている人を知っているからこその言葉があって、だからこそ言わないこともあって、だからこそ心にくるというか。

あと、シンプルに歌っているところが本当にかっこいい……。

尾崎さんに抱かれたい、と本気で思えた二日間でした。…ありがと……。

とにかくまた会いに行きます。会える時まで毎日生きて行きます。

あーなんかもう恥ずかしいくらいいけるような気がしてる。

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