五月病がパイプ椅子を持って私の所にやってきて挙げ句の果てにお茶まで要求しはじめました

雑記

 こんにちは。五月病って本当にあるみたいですね。長々としたタイトルを書きましたが、要するに私も五月病になってしまったということです。

思えば毎年かかっているような気がします。近頃は、作品を書きたい本も読みたい石のことについても知識が欲しい、しかし大学もある、登下校の時間で合計三時間も奪われる、そんな日々が続いておりまして逆に何に対しても気力が出てきません。

これから暑くなる。大学は少なくとも七月まであり、春学期終了はまだまだ遠い……。興味のあることややりたいことに時間も割けず、環境も変わってどっと疲れが出る時期ですよね。

そんなこんなで五月病は私のところにやったきました。しかも折り畳み式のパイプ椅子なんかを持参してまで。

初めはちょっとした吐き気(多分ストレス性)ややる気の出なさ、起きられない、そんなところから始まりました。多分これらが五月病を呼んだのでしょう。(あるいは五月病が近くまで来ているということの現れだったのか)

しばらくし、こんなことではダメだなあと思っていると、五月病が「ここに座ってもいいかな」と私に話しかけてきました。私は一生懸命「今はそんな場合じゃないんだ、君の相手をするわけにはいかない、やるべきことが腐るほどあるから」と抵抗しましたが、五月病の意思はかたく、「いいよどっちでも、とにかく僕はここに座ってみることに決めた。撤退はいつになるかわからない」と言い、ついにパイプ椅子を広げ、私の中に座り込みました。

私は本当に本当にいよいよ気力がなくなり、先日寝過ごしたからもういいやと思って大学を休むと、彼は嬉しそうに「ねえねえ、お茶でもくれないかな、暇なんだ。それで君も一緒に飲んだらいよ、お茶」と言いました。私はもう疲れてしまってのそのそ起き上がると生姜紅茶を作って飲みました。

その後は適当に宝石の本や『二十歳の原点』なんかを読んでのんびり過ごしました。

やる気は出ないけれど、意外とこういうのも悪くない。気ままにやりたいことをやってやりたくないことはやらない、きっとそれが正しい形で、それがうまくできないのは私に囚われがあるからなんだ、そう思いました。

座り続ける五月病。不安もたくさんあるけれど、自由を知る、その意味では大きな役割を担ってくれたかなと思う五月病君です。

憂鬱な日々ですが、なるべく新しいことを取り入れながらできるだけ意欲的に、でも嫌な時はしっかり休んで、気ままに過ごせたらと思います。

それでは、今回もここまでお付き合いいただきありがとうございました。

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