『二十歳の原点』を買ってきました

本について

 大学の六限が終わったあと慌てて帰ってきてジュンク堂書店(近場なら一番品数が多い本屋と思われる)に駆け込み、予約していた『二十歳の原点』を購入してきました。

私は、この本にある意味希望を持って、共感を求めているのだと思います。共感なんて求めないよ、私は私で完結しているのだから、こう思ってきた気もするけれど私はこのブログやTwitterやとにかく生活の中で共感を求めて生きてきたことに思い当たって愕然としました。

そしてそれはそれでいいじゃないと思うためのプロセスとしてこの本を読みたいとも思いました。

また、彼女がやっている日記を書くという行為、これが私がブログで雑記を書き続けている行為に似ているように感じて近しいものがあるのではないかと思ったのです。

その中で語られる、何も理解できず、ただぼやっとした気持ちがあって、どうして他者を通して相対的に考えることでしか自分を見つめられないのだろうと絶望を極めた言葉は直接読んでみたいと思わずにはいられませんでした。

生まれたそのこと自体が絶望だと思い、それでもここまで生きてきたから絶望を抱えたままそれを綺麗な言葉で誤魔化して生きていかなければならないと、そう思う自分と根本的に似ていると思えたのです。

また彼女が死んだ、二十歳と六ヶ月から私が離れすぎないうちにその感性を感じておきたいのです。

その感覚は私がその後生きていく上で(自分なりに)正しく生きているのかそうでないのかを知る指標になるのではないか、と。

彼女とは分かり合える気がする。私は学生運動を知らないし、彼女より頭が悪いかもしれないけれど、根本的な絶望感なら知っていると思うからです。

他者、社会、何にもしっくりこない自分。いずれも人だけれど、人に希望を持てないということ。そして弱さ。

自分を見つめ直し、肯定して(きっとそうすることでしか生きていけないから)生きていけるように、そのためにじっくり読み進めていきたいなと考えている次第です。

このブログでもしばしばそれについて扱っていきたいと考えています。

この本は日記をそのまま書いてあるような形式なので、一月のこと、二月のこと、と言ったふうに分かれているのですが、この一月分を読む度にブログを一記事書くようにしていこうかなと考えています。

この本を読んでいない人にもわかるように「この文章に対してこう思った」というような書き方で書いていこうと思っております。

またこの形式でそれぞれ書き終えたあと、最後にこの本を通して読んだ感想や解釈を書きます。

いずれも「本について」カテゴリーで扱います。

ご興味を持ってくださる方はぜひ読んでみてください。

それでは今回もここまでお付き合いいただきありがとうございました!

下に一応『二十歳の原点』(読みやすい改訂版)のAmazonリンクも貼っておきますね。(↓)

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